“異存”の読み方と例文
読み方割合
いぞん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、申出まをしでましたところ部屋頭へやがしら第一番だいいちばん。いづれも當御邸たうおやしき御家風ごかふうで、おとなしい、實體じつていなものばかり、一人ひとり異存いぞんはござりません。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
竹童ちくどうはむろんそれに異存いぞんもなし、蛾次郎がじろうも一ごんの不平なく、きっとその約束を守りますといって宮内くないにちかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おきなすこ安心あんしんして、れい五人ごにんひとたちのあつまつてゐるところにつて、そのことをげますと、みな異存いぞんのあらうはずがありませんから、すぐに承知しようちしました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)