“安心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんしん95.4%
あんじん4.0%
こゝろをやすんじ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、ここがいちばん安心あんしんだというふうに、あたまをかしげて、いままでさわいでつかれたからだを、じっとしてやすめるのでありました。
山へ帰ったやまがら (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし素性も知れぬ遊女とはあまり理不尽と申すものです。世間ではこのごろ当流の安心あんじんは悪行をいとわぬとて非難の声が高いときです。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
吾一家之外者ほかは、狩谷、川村、清川、其外え御伝示可被給候。唯一途に正真忠信に奉神奉先接人憐物関要に候。尚後便可申候。さんぬる先月廿九日石清水参詣致、別而難有感信致、別而家内之事大安心こゝろをやすんじ候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)