“休”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やす68.4%
19.8%
やすみ2.4%
きゅう1.5%
1.5%
やすら1.5%
いこ0.9%
0.9%
やすん0.6%
いきつく0.3%
きう0.3%
0.3%
なか0.3%
やめ0.3%
キウ0.3%
ヤシミ0.3%
ヤス0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、ここがいちばん安心だというふうに、をかしげて、いままでさわいでれたからだを、じっとしてめるのでありました。
山へ帰ったやまがら (新字新仮名) / 小川未明(著)
三四郎の筋向につてゐた色の白い品のい学生が、しばらく肉刀の手をめて、与次郎の連中を眺めてゐたが、やがて笑ひながら
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
導者と我とはかなる世に歸らんため、このひそかなる路に入り、しばしのをだにもとむることなく 一三三—一三五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
この身もその場にて、死するつもりに候わしかど、病父に引かれて立ちかえり時移るうち、早くも調べの手はのびて、万事し申し候。
悪戯好加減すかな」と云いながら立ち上がって、縁側へ据付の、の安楽椅子に腰を掛けた。それぎりぽかんと何か考え込んでいる。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
乞とひぬ餠屋の店には亭主と思しき男の居たりしかば寶澤其男に申けるは私しは腹痛致し甚だ難澁致せば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
床几打眺むれば、幾組高帽天窓羽織え、れ、刈萱み、ひ、芙蓉にそよぎ、れ、づるをめぐる
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「——吏事(役人)君ヨ怪シムヲメヨ。山城門ヲ閉ズルヲ好ムヲ。此山長物無シ、唯野ニ清鶯ノ有ルノミ……」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余は女主人に向いて鳥井峠へ上るのであるが馬はなかろうかと尋ねると、丁度その店にでいた馬が帰り馬であるという事であった。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)
「それでは妾がよいように、とりなして置くほどに、ゆるりとそこでがよい」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「それが大ありで、『江口の君』といふのは、昔々大昔の華魁だ。一樣と掛け合ひの歌を詠んで、普賢菩薩に化けた——」
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
欲破休糧秘密方 ちし秘密らんと
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
休道詩人無艶分 詩人艶分しと
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
初めはどこにも独り行き得なんだがこの頃(一八七四年)は多少行き得、仕事をさせるに他が番せねばたちまちる癖あり
のエサアついデモゴグへ。
津軽地方特有の俚諺 (新字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
ココニ至リ 累年宸襟ンゼンガ為
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)