“万事休”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんじきゅう75.0%
おしまい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これまで穏健（おんけん）の人と見えていたオンドリまでが、もはや気が変になってしまったようになったのだ。万事休（ばんじきゅう）すである。
海底都市 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
万事休（ばんじきゅう）す——伊那丸は完全に、蜘蛛手（くもで）かがりという野武士（のぶし）の術中におちてしまったのだ。身に翼（つばさ）でもないかぎりは、この罠（わな）からのがれることはできない。
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
そうなったら万事休（おしまい）であった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)