“人間万事金世中”の読み方と例文
読み方割合
にんげんばんじかねのよのなか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのときの二番目は「人間万事金世中にんげんばんじかねのよのなか」で、この世話場へ出る可憐かれんな辻占売の少年がわたしの眼についた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
○三月、新富座の一番目「赤松満祐」中幕「勧進帳」二番目リットンの翻案「人間万事金世中にんげんばんじかねのよのなか
明治演劇年表 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
狂言は——これも後に知ったのであるが——一番目「赤松満祐梅白旗あかまつまんゆううめのしらはた」、中幕「勧進帳かんじんちょう」、二番目「人間万事金世中にんげんばんじかねのよのなか」で、大切おおぎりには「魁花春色音黄鳥かいかのはるいろねのうぐいす」という清元きよもと常磐津ときわず掛合いの浄瑠璃じょうるりが附いていた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)