“万事”のいろいろな読み方と例文
旧字:萬事
読み方(ふりがな)割合
ばんじ80.5%
よろず9.8%
よろづ4.9%
こと2.4%
よろづのこと2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“万事”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
『で、きみ万事ばんじエウゲニイ、フェオドロイチのことばしたがうように、ねえきみたのむから。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
空には、まっすぐに伸びた綱の上に、白い菊の花のような大きな傘がうつくしく開いていた。丁坊ははじめて万事ばんじをさとった。
大空魔艦 (新字新仮名) / 海野十三(著)
家運衰退のもとにも、蒲鉾不持ふもてのわけにも、本人としては何か心当りでもあるかして、生来の担ぎ屋が、女房の失踪後は、万事よろずにつけてまたいっそうの縁起ずくめ。
わが友となり、わが筆を教え、わがこころを養いし林や流れや小鳥にまでも別れを告げばやとかくは装衣いでたちぬ、されど翁にはひとまず父の家に帰りて万事よろず仕度したくを終えし後
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
それが又、それ相応に一々文句が違つてると云ふので、人々は今更の様に事々しく、渠の万事よろづに才が廻つて、器用であつた事を語り合つた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そして孝子には、万事よろづに生々とした健の烈しい気性——その気性の輝いてゐる、笑ふ時は十七八の少年の様に無邪気に、真摯まじめな時は二十六七にも、もつと上にも見える渠の眼、
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
長持ながもちかつぎの人足にんそくにいたるまで、そつのないものが適当に割当てられ、旧幕時代の万事ことを知るものが
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
こゝを以て家居いへゐつくりはさら也、万事よろづのこと雪をふせぐをもつはらとし、ざいつひやしちからつくす事紙筆しひつしるしがたし。