“序”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ついで80.0%
つい13.4%
じょ2.9%
じよ1.0%
つひで0.6%
はしがき0.4%
つぎて0.2%
つひ0.2%
の0.2%
はじめ0.2%
まく0.2%
ジヨ0.2%
ツ0.2%
ツギテ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病後の保養かた/″\加賀の山中温泉へ、妾と二人連れでやつて来た序(ついで)に、自分だけその弟なる私の父の許へ立ち寄つたのであつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
序(つい)でにお爺(じい)さんの人相書(にんそうがき)をもう少(すこ)しくわしく申上(もうしあ)げますなら、年齢(とし)の頃(ころ)は凡(おおよ)そ八十位(くらい)、頭髪(とうはつ)は真白(まっしろ)、鼻下(びか)から顎(あご)にかけてのお髭(ひげ)も真白(まっしろ)
……このへんは序(じょ)の口(くち)で、まだまだ後があるンですが、そういうふうに息をひそめていて二年目ぐらいずつにどえらい大きな仕事をする。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
例へば「老松」の「紅梅殿」でいふならば、真(しん)ノ序(じよ)ノ舞(まひ)は常はシテが舞ふのであるがそれをツレの天女に譲り、シテはイロヘ掛(がかり)の短い舞をまふだけになつたり
演出 (新字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
偖(さて)、毒蛇に噛まれたら、身体はどんな状態を呈するかを事の序(つひで)に述べて見よう。毒蛇に噛まれたとき其の歯の痕は正確に認めることの殆(ほとん)ど出来ない程小さい。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
二氣の正しきに乘り、五行の序(つぎて)を齊(ととの)へ、神(あや)しき理を設(ま)けて俗(ひと)を奬(すす)め、英(すぐ)れたる風(のり)を敷きて國を弘めたまひき。
裁判官(さいばんくわん)は序(つひ)でに、王樣(わうさま)がなされました。王樣(わうさま)は鬘(かつら)の上(うへ)に其(そ)の冠(かんむり)を戴(いたゞ)き、如何(いか)にも不愉快(ふゆくわい)さうに見(み)えました、それのみならず、それは少(すこ)しも似合(にあ)ひませんでした。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
前条には信念と題して主(おも)に虎を神また使い物として崇拝する事を述べたが、ここには民俗てふ広い名の下に虎に係る俗信、俗説、俗習を手当り次第序(の)べよう。
第一章 その序(はじめ)に
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
さてこの事件を序(まく)開きとして、ついで今の女流作家の真杉静枝さんが折柄、妙齢美貌の婦人記者で、この島原の事件の前後に知り合い、宝塚の彼女に同じく私より少し年上ではあったが
わが寄席青春録 (新字新仮名) / 正岡容(著)
序(ジヨ)に先立つ三番叟の踏まれることなくては行はれなかつた様に——恐らく本来の意味は違つて居るのだらうが——、必義経の出る小幕或は其に準じてよい場面があつたのであらう。
芸能民習 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
漸次之ニ序(ツ)グ者、則チ曰ク大磯屋、曰ク勝松葉、曰ク湊屋、曰ク林屋、曰ク新常磐屋、曰ク吉野屋、曰ク伊住屋、曰ク武蔵屋、曰ク新丸屋、曰ク吉田屋等極メテ美ナリ。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
キ→イ(「築墻(ツキガキ)」がツイガキ、「少キ人」がチヒサイヒト、「先(サキ)立ち」がサイダチとなった類)ギ→イ(「序(ツギテ)」がツイデ、「花ヤギ給へる」が「ハナヤイタマヘル」など)
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)