“序（つひで）” の例文
偖（さて）、毒蛇に噛まれたら、身体はどんな状態を呈するかを事の序（つひで）に述べて見よう。毒蛇に噛まれたとき其の歯の痕は正確に認めることの殆（ほとん）ど出来ない程小さい。
毒と迷信 (新字旧仮名) ／ 小酒井不木(著)
私（わたくし）は話（はなし）の序（つひで）に、日出雄少年（ひでをせうねん）の事（こと）をば一寸（ちよつと）語（かた）つたので、大佐（たいさ）は凛（りん）たる眼（まなこ）を少年（せうねん）の面（おもて）に轉（てん）じ
海島冒険奇譚　海底軍艦：05 海島冒険奇譚　海底軍艦 (旧字旧仮名) ／ 押川春浪(著)
来たら序（つひで）に
おさんだいしよさま (新字旧仮名) ／ 野口雨情(著)