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凛
ふりがな文庫
“凛”の読み方と例文
読み方
割合
りん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りん
(逆引き)
山茶花
(
さざんか
)
が
凛
(
りん
)
と咲いている。静かだ。太平洋でいま戦争がはじまっているのに、と不思議な気がした。日本の国の
有難
(
ありがた
)
さが身にしみた。
十二月八日
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
垢
(
あか
)
染みた、
硬
(
こわ
)
い無精髭が顔中を覆い包んでいるが、鼻筋の正しい、どこか
憔悴
(
やつ
)
れたような中にも、
凛
(
りん
)
とした
気魄
(
きはく
)
が
仄
(
ほの
)
見えているのだ。
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
蓑と笠を衣た姿で、
凛
(
りん
)
と立って、短刀で青眼に構えていた。二人の侍が左右から刀をつきつけていたが、近寄れないようすであった。
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
凛(りん)の例文をもっと
(93作品)
見る
“凛”の意味
《名詞》
凛(りん)
身が引き締まるような様子。りりしい様子。
(出典:Wiktionary)
凛
漢検1級
部首:⼎
15画
“凛”を含む語句
凛々
凛然
凛乎
気凛
凛烈
凛冽
凛寒
凛々敷
凛々烈々
凛〻
凛凄
凛凛
凛如
凛絶
志操凛々
秋霜凛烈
“凛”のふりがなが多い著者
佐々木味津三
吉川英治
三上於菟吉
与謝野寛
小栗虫太郎
山本周五郎
徳冨蘆花
橘外男
二葉亭四迷
高浜虚子