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憔悴
ふりがな文庫
“憔悴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しょうすい
80.5%
やつ
5.7%
やつれ
5.7%
せうすゐ
4.9%
うらがれ
0.8%
みすぼら
0.8%
やせ
0.8%
やみほう
0.8%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょうすい
(逆引き)
「今日、里見十左に会った」甲斐は暗い壁のほうへ眼をやりながら云った、「——失明して、躯もすっかり
憔悴
(
しょうすい
)
しているようだった」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
憔悴(しょうすい)の例文をもっと
(50作品+)
見る
やつ
(逆引き)
垢
(
あか
)
染みた、
硬
(
こわ
)
い無精髭が顔中を覆い包んでいるが、鼻筋の正しい、どこか
憔悴
(
やつ
)
れたような中にも、
凛
(
りん
)
とした
気魄
(
きはく
)
が
仄
(
ほの
)
見えているのだ。
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
憔悴(やつ)の例文をもっと
(7作品)
見る
やつれ
(逆引き)
片端
(
かたは
)
の足を誰にも氣付かれまいと
憔悴
(
やつれ
)
る思ひで神經を消磨してゐた内儀さんの口惜しさは身を引き裂いても足りなかつた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
憔悴(やつれ)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
せうすゐ
(逆引き)
其処
(
そこ
)
へ
婿君
(
むこぎみ
)
が、
紋着
(
もんつき
)
、
袴
(
はかま
)
ながら、
憔悴
(
せうすゐ
)
した
其
(
そ
)
の
寝不足
(
ねぶそく
)
の
目
(
め
)
が
血走
(
ちばし
)
り、ばう/\
髪
(
がみ
)
で
窶
(
やつ
)
れたのが、
弔扎
(
てうれい
)
をうけに
見
(
み
)
えたのである。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
憔悴(せうすゐ)の例文をもっと
(6作品)
見る
うらがれ
(逆引き)
憔悴
(
うらがれ
)
の死灰の身には
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
憔悴(うらがれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
みすぼら
(逆引き)
見れば他のは佐渡牛といふ種類で、一頭は黒く、一頭は赤く、人間の食慾を満すより外には
最早
(
もう
)
生きながらへる
価値
(
ねうち
)
も無い程に
痩
(
や
)
せて、其
憔悴
(
みすぼら
)
しさ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
憔悴(みすぼら)の例文をもっと
(1作品)
見る
やせ
(逆引き)
皮肉変色
憔悴
(
やせ
)
萎
(
しお
)
れ黄ばんだので、仏
目蓮
(
もくれん
)
をして二竜を調伏せしめた(『根本説一切有部毘奈耶』四四)。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
憔悴(やせ)の例文をもっと
(1作品)
見る
やみほう
(逆引き)
新
(
あた
)
しい
住居
(
じゅうきょ
)
に
移
(
うつ
)
ってから一
年
(
ねん
)
とも
経
(
た
)
たない
中
(
うち
)
に、
私
(
わたくし
)
はせめてもの
心遣
(
こころや
)
りなる、あのお
墓参
(
はかまい
)
りさえもできないまでに、よくよく
憔悴
(
やみほう
)
けて
了
(
しま
)
いました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
憔悴(やみほう)の例文をもっと
(1作品)
見る
“憔悴”の意味
《名詞》
憔悴(しょうすい)
痩せ衰えること。やつれること。
(出典:Wiktionary)
憔
漢検1級
部首:⼼
15画
悴
漢検1級
部首:⼼
11画
“憔”で始まる語句
憔
憔忰
憔々
憔心
憔懆
憔萎
憔衰
検索の候補
御憔悴
“憔悴”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
橘外男
小栗虫太郎
吉川英治
アントン・チェーホフ
山本周五郎
梅崎春生
島崎藤村
作者不詳
江戸川乱歩