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『地虫』
ふりがな文庫
『
地虫
(
じむし
)
』
大都市は、海にむかって漏泄の道をひらいている。その大暗渠は、社会の穢粕と疲憊とを吸いこんでゆく。その汚水は、都市の秘密、腐敗、醜悪を湛えてまんまんと海に吐きだす。ところが、どんな都市でも、その切り口を跨いだあたりに奇異な街があるのだ。 そこ …
著者
小栗虫太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1937(昭和12)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約52分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
閑
(
ひっ
)
湿
(
しっ
)
洗足
(
せんぞく
)
嘲
(
せせ
)
頭
(
かぶり
)
占
(
じ
)
許
(
とこ
)
慄
(
ぞ
)
凝
(
じ
)
後
(
おく
)
引
(
ぴ
)
解
(
ほど
)
媚
(
なま
)
端
(
はず
)
好
(
この
)
止
(
とど
)
躊
(
たじろ
)
暈
(
ぼ
)
捥
(
もぎ
)
下腹
(
したっぱら
)
理由
(
いわれ
)
扉
(
と
)
所作
(
しぐさ
)
杜絶
(
とぎ
)
懶
(
だる
)
態
(
ざま
)
全裸
(
まるはだか
)
鞏膜
(
しろめ
)
弾
(
はず
)
紗
(
うすぎぬ
)
解
(
げ
)
勢
(
せい
)
眼
(
ま
)
蹌踉
(
よろめ
)
舳
(
みよし
)
揶揄
(
からか
)
探
(
さぐ
)
暈
(
ぼか
)
薫
(
かお
)
打衝
(
ぶつ
)
憔悴
(
やつ
)
情夫
(
いろ
)
覆
(
くつがえ
)
見下
(
みくだ
)
機関
(
エンジン
)
檣
(
マスト
)
女将
(
かみ
)
奇異
(
ふしぎ
)
貴方
(
あんた
)
穿
(
うが
)
執拗
(
しつこ
)
殺
(
や
)
轍
(
てつ
)
黄昏
(
たそが
)
父
(
とっ
)
何処
(
いずこ
)
疎
(
まば
)
側
(
わき
)
溝
(
どぶ
)
凝然
(
じっ
)
初
(
そ
)
労
(
いたわ
)
長
(
た
)
浸染
(
しみ
)
睜
(
みひら
)
運命
(
さだめ
)
毛
(
げ
)
嗄
(
しわが
)
退
(
ひ
)
短
(
みじ
)
醜態
(
ざま
)
綾
(
あや
)
狂人
(
きちがい
)
舳
(
へさき
)
腑
(
ふ
)
脳
(
あたま
)
齢
(
とし
)
脂
(
あぶら
)
狡
(
ずる
)
独逸
(
ドイツ
)
耐
(
こら
)
現代
(
いま
)
硬
(
こわ
)
罪科
(
つみとが
)
罩
(
こ
)
纜
(
ともづな
)
瓦斯
(
ガス
)
縡切
(
ことき
)
生憎
(
あいにく
)
縋
(
すが
)
紅
(
あか
)
矢伏
(
やぶせ
)
眷族
(
けんぞく
)
睜
(
みは
)
竦
(
すく
)
米
(
メートル
)
瞬
(
またた
)
矜持
(
きょうじ
)
眩暈
(
めまい
)
粍
(
ミリ
)