“独逸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ドイツ96.2%
どいつ2.7%
ゲルマン0.6%
アルマニュ0.3%
ハン0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのなかには独逸の古典的な曲目もあったが、これまで噂ばかりで稀にしか聴けなかった多くの仏蘭西系統の作品がらされていた。
器楽的幻覚 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
独逸名高い作者レツシングとふ人は、つて粗忽しいで、其上法外に忘れツぽいから、無闇金子かゞくなる
そして、そのおどろと鳴りく響が、陰惨な死のの空気を揺すりはじめたのである。それこそ、中世独逸の伝説——「魔女集会」の再現ではないだろうか。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
初めてあの小僧を欧州航路に雇傭した郵船のバイカル丸が、ジブラルタルで独逸のU何号かに魚雷わされた話は誰でも知っているでしょう。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)