“ドイツ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:どいつ
語句割合
独逸90.9%
独乙6.9%
獨逸1.9%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独逸ドイツ屹度きつと最後の独逸人となるまで戦ふだらう、露西亜ロシア人もまた最後の露西亜人となるまで戦ふだらうが、唯英吉利イギリス人は——さうさ
なに、マルクスが正しい独乙ドイツ語さえ書いていれば俺にだって分るさ、と、彼の顔色を見たのか、伯父はそんなことまで附け加えた。
斗南先生 (新字新仮名) / 中島敦(著)
翌日フエデリゴはとある横町なる賃房かしべやに移り、己れは猶さきの獨逸ドイツ宿屋なる、珍らしき山と海との眺ある一間に留まりぬ。
デンマークの郊外の地はドイツの野に連なり、平坦にして遠望するも果てはない。ひろびろとした畑は家屋をかこみ、碁盤をみるような思いがした。(デンマーク国郊行))
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ドイツ北部の道は長く遠くつづき、農地はいたるところに広がる。また、工業の盛んなることがわかるのは、煙突が林をこえてそびえたっているからだ。(独逸ドイツ野望))
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)