“どく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ドク
語句割合
91.9%
2.7%
1.1%
1.1%
何処0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
退0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年しょうねんどくおもって、さかのぼるときに、そのくるまあとしてやりました。するとくるまうえから、ちいさないしころが一つころちました。
石をのせた車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
我もまた新宗教の感動の下に南洋または北海無人の邦土を探求せんか、或はどくのシュワーツ(Christian Friedrich Schwartz)
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
さすればその結局、法律に触れざる限りは、悪はなしどく、罪は作りどくと心得て、社会多数の道徳は非常に堕落するに相違なく、背徳違倫の極端に陥りましょう。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
させるおとがめもなく切りどく切られぞんとなりました。
「や、Sさん、何処どくさん行かしたかと思っとった。此処こけえ来とらしたたい。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
るにどくなるはあめなかかさなし、途中とちう鼻緒はなをりたるばかりはし、美登利みどり障子しようじなかながら硝子がらすごしにとほながめて、あれれか鼻緒はなをつたひとがある
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大體だい/\おいてその大部分だいぶぶん太古たいこより傳來でんらいせる日本固有にほんこいう言語げんごおよ漢語かんごをそのまゝれたもの、またはこれを日本化にほんくわしたもので、一西洋各國せいやうかくこくたとへばえいふつどく西せい
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
糸七は一先ひとまどくしゃとともに安心をしたいと思うのである。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これをむものもそのこゝろしてよまざるからず、涙香ルイコウ探偵小説たんていせうせつごとぞくよろこばすものにてなき由を承知しようちして一どくせばみづか妙味みようみ發見はつけんすべきなり、余はこのしよ讀者どくしや推薦すいせんするをはばからず
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
かすかつてつたのは、お産婦さんぷから引離ひきはなして、嬰兒あかんぼれて退どくらしい。……
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)