“よん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨン
語句割合
40.0%
35.0%
15.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と峡田領に属し、浅草寺地及寺領地に係る。其間頗る錯綜し、容易に弁じ難きを以て、旧幕時代は伊呂波いろは番号を附し、世、よんで、伊呂波長屋と云へり。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
受取りて伯父の前へ持ち来り「伯父さん、満さんの手紙よ。何といって来たろう。よんで御覧な」と礼儀も知らぬ山家育やまがそだち。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
自選であるか、自詠であるかどうかは知らないが、それにしても最初の句の「ともかくも」とはよんどころなくという意味も含んでいる。仕方がないからとの捨鉢すてばちもある。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
り世間も何だか騷々さう/″\しく本もよんでも身に成ませねば二更よつでも打て親父が寢てからそつと忍んでゆき御本ごほん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)