“御本”の読み方と例文
読み方割合
ごほん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
り世間も何だか騷々さう/″\しく本もよんでも身に成ませねば二更よつでも打て親父が寢てからそつと忍んでゆき御本ごほん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
善「まだ殿様はおしずまりなされぬようで、まだ御本ごほんのお声が聞えますくらい、ずお這入はいり」
此の御本ごほんの先生を、う其は……贔屓ひいきな夫人があつて、其のかたが私を飼つて、口移くちうつしにを飼つたんです。私は接吻キッスをする鳥でせう。してね、先生のとこへ贈りものになつて、私は行つたんです。
貴婦人 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)