貴婦人きふじん
番茶を焙じるらしい、いゝ香気が、真夜中とも思ふ頃芬としたので、うと/\としたやうだつた沢は、はつきりと目が覚めた。 随分遙々の旅だつたけれども、時計と云ふものを持たないので、何時頃か、其は分らぬ。尤も …
作品に特徴的な語句
稲妻いなずま 背戸せど 夜寒よさむ 櫛巻くしまき 鵜呑うのみ 人身御供ひとみごくう 母娘おやこ 掻巻かいまき 惜気おしげ 藍色あいいろ 一室ひとま 可懐なつかし 遙々はるばる 一足ひとあし 衣桁いこう 森々しんしん 経文きょうもん 透通すきとお みまわ 破目やれめ 串戯じょうだん 心得こころえ 駕籠舁かごかき 肩衣かたぎぬ 紺青こんじょう 艶麗あでやか 一頃ひところ 東雲しののめ 火桶ひおけ 高嶺たかね 口籠くちごも 爾時そのとき 友染ゆうぜん 土橋どばし 皆無かいむ 黒雲くろくも 僅少わずか 羽衣はごろも さわ 端近はしぢか 店前みせさき 攀上よじのぼ 退引のっぴ 振向ふりむ 薄汚うすよご 香気におい かん 引籠ひきこも 山颪やまおろし 晃々きらきら 深更しんこう 言訳いいわけ 立籠たてこ 蕭殺しょうさつ 余波なごり 鮮麗あざやか ふっ 小造こづく 差置さしお 折敷おりし 真個まったく 秋風あきかぜ 違棚ちがいだな 危険けんのん 一畝ひとうね 墨色すみいろ 新道しんどう 昼中ひるなか ぷん 茶店ちゃみせ 炉辺ろべり 革鞄かばん 恐入おそれい 打傾うちかたむ 肱掛窓ひじかけまど 朝露あさつゆ 身繕みづくろ そぞ 小女こおんな 山気さんき 白紙しらかみ おとこ 大入道おおにゅうどう 留南奇とめき 人懐ひとなつ 充満みちみち 吹込ふきこ 両袖りょうそで 午下ひるさが 縞縮緬しまちりめん 額髪ひたいがみ 人声ひとごえ 書籍ほん 中途ちゅうと 如何様いかがさま 彩色さいしき 素通すどお 行詰ゆきづま 都人みやこびと 反返そりかえ