“破目”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はめ62.3%
やぶれめ17.4%
やれめ11.6%
われめ8.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“破目”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
……のみならずそのうちにWは又、それ以上の手厳しい打撃を受けて、涙を呑んで退却しなければならぬ破目はめに陥った。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
単に情痴ならばあのような破目はめに落ちずとも、少くとも彼ほどの男なら、もっと悧口りこうに身を処することが出来る筈なのだ。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
という時、二枚だてのその障子の引手の破目やぶれめから仇々あだあだしい目が二ツ、頬のあたりがほの見えた。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
畳はどんなか知らぬが、部屋一面に摩切すりきれた縁なしの薄縁うすべりを敷いて、ところどころ布片で、破目やぶれめが綴くってある。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
今物語いまものがたりしゅにも似て、破目やれめあたたかく燃ゆるさま法衣ころもをなぶる風情ふぜいである。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
泰助は昼来て要害を見知りたれば、その足にて直ぐと赤城家の裏手にき、垣の破目やれめくぐりて庭に入りぬ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
謹三は、ハッと後退あとずさりに退すさった。——杉垣の破目われめへ引込むのに、かさかさと帯の鳴るのが浅間あさましかったのである。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その破目われめを舐めたとあるから、定めて舐めてなおしたのだろ、これらでこの竜王寺のはなしは、全く後世三井寺の鐘の盛名を羨んで捏造された物と判りもすれば、手箱から鐘が出て水に沈むとか