“折敷”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おしき70.0%
おりし12.5%
ヲシキ7.5%
おりしき5.0%
をしき5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“折敷”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 神道 > 神道40.0%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗史・民俗誌・民族誌5.9%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そうして、あの何畳かの畳の上に、折敷おしき高坏たかつきを、所狭く置きならべて、二人ぎりの小酒盛こざかもりをする。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
田打男の人形を折敷おしきに載せ、小さな木の棒でその底をたたくのが習わしで、パカパカはその音から出た名称であったようだ。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
鳥居の台石へ腰をかけた竜之助、たいを横にして、やや折敷おりしきの形にすると、鳥居わきを流れて石畳の上へのめって起き上れなかった男。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こう言いながら竜之助は、片手で持っていた槍を、両手で持って折敷おりしきのような形に身体からだを立て直すと、その槍の穂先が擬いの神尾主膳の咽喉元へピタリ。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
折敷ヲシキに台足のついた「三方」「四方」も、衝重ツイカサネと称へた室町の頃には、格式を喧しく言うたもので、公卿以上でなくば許されなかつた。
まれびとの歴史 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
剣は普通の剣ぼこで、其と四神の違つてゐる点は、旗竿の頭の黒塗りの折敷ヲシキ様のものに四神の像を据ゑてゐる点で、下にはいづれも錦のハタを垂れてゐる。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
中の三人が、鉄砲の筒をならべて、折敷おりしきに構えた。三ツの火縄が、牢の中にいる耀蔵の方からも赤く見えた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちょうどなぎさの銀のあしを、一むら肩でさらりと分けて、雪にまがう鷺が一羽、人を払う言伝ことづてがありそうに、すらりと立って歩む出端でばなを、ああ、ああ、ああ、こんな日に限って、ふと仰がるる、那須嶽連山のみねに、たちまち一朶いちだの黒雲のいたのも気にしないで、折敷おりしきにカンと打った。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それらの繪馬ゑままじつて、女の長い黒髮の根元から切つたらしいのが、まだ油のつやも拔けずに、うやうやしく白紙はくしに卷かれて折敷をしきに載せられ
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
折敷をしきを其の鼻通る許に竅て、火の氣に面の熱く炮らるれば、其の折敷の穴に鼻を指通して、其の提に指入れてぞ茹、吉く茹て引出たれば色は紫色に成たるを、喬樣に臥して鼻の下に物をかひて、人を以て踏すれば、黒くつぶ立たる穴毎に煙の樣なる物出づ、其れを責て踏めば白き小虫の穴毎に指出たるを