“折惡敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をりあしく50.0%
をりあしき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まつた渠等かれら兩人の者が盜み取しにいさゝか相違御座なく候と申しければ内記殿コリヤ其方左樣さやう申すうへは其金子渠等かれらぬすみしと云ふ屹度きつとした證據有りや全く折惡敷をりあしく紛失ふんじつの事故渠等を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まねぎあれと申故左樣なら御苦勞ながら斯樣々々かやう/\に致して招き置ん程に何分御頼たのみ申と約束して立歸り九助は伯父をぢに向ひ折惡敷をりあしく先方が留守るすにてわからざれども久々ひさ/″\家内の者村中の世話になりし事ゆゑ名主組頭親類しんるゐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
始として加茂北野金閣寺其外遊所いうしよはもとより人立しげき方へ行ては尋ぬれども此處にも更に手掛りなく彼是と半年ばかりも暮しけるうち或日あめつよふりて流石の忠八も此日は外へも出ず宿屋に一人徒然つれ/″\に居たりしに此家の亭主出來いできたり偖も折惡敷をりあしき雨天にてお客樣には嘸かし御退屈ごたいくつならんと下婢げぢよ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)