“久々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひさびさ76.9%
ひさ/″\23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大先生の尊顔そんがん久々ひさびさにておがみたいし、旁々かたがたかの土地を見物させて貰うことにしようかと、師恩しおんあつき金博士は大いに心を動かしたのであった。
その時の夢に、米友は故郷のあいやまを見ました。自分の身が久々ひさびさで故郷の宇治山田から間の山をめぐっているのを認めました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
得たれば久々ひさ/″\にて一ぱいのまふと或料理屋あるれうりや立入たちいり九郎兵衞惣内夫婦三人車座くるまざになりさしおさへ數刻すうこく酌交くみかはせしがやゝ戌刻過いつゝすぎやうやく此家を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
月のなかばに、田原に誘はれて同窓會に顏を出したのが、久々ひさ/″\で人中へ出る事であつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)