“獻”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
19.2%
こん19.2%
たてまつ15.4%
けん15.4%
さゝ11.5%
さし3.8%
マツ3.8%
3.8%
ささ3.8%
まつ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
志田君は、盃を下にも置かず、相不變あひかはらず愛嬌を振舞いて居たが、お酌に𢌞つて來た市子を捉へて私の前に坐らせ、兩手の盃を一つ私にして
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
皆樣御異存が御座いませんか、——御言葉がなければ御同意下されたことといたし、右樣に取極めて、別席にて一こん差上げたいと存じます
かれ大御饗みあへたてまつる時に、その女矢河枝やかはえ比賣の命に大御酒盞を取らしめて獻る。ここに天皇、その大御酒盞を取らしつつ、御歌よみしたまひしく
かく此決心このけつしんさだまるや、かれさら五年ごねんあひだ眞黒まつくろになつてはたらきそして、つひに一の小學校せうがくかう創立さうりつして、これを大島仁藏おほしまじんざう一子いつし大島伸一おほしましんいちけん
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
その美しさにおとらざる悦びをあらはしわが方にむかひていふ。われらを第一の星と合せたまひし神に感謝の心をさゝぐべし。 二八—三〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ふくみ何にもないが一ツ飮ふと戸棚とだなより取出す世帶せたいの貧乏徳利干上ひあがる財布のしま干物さしおさへつ三人が遠慮ゑんりよもなしに呑掛のみかけたりお安は娘に逢度さを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
このみは、わがみならず。クシの神、常世にいます、イハ立たす少名御神の、神壽カムホぎ狂ほし、豐壽トヨホぎ壽ぎ𢌞モトホし、マツり來しみぞ。アサせ。ささ(仲哀記)
ヂュリ かぎりをあらためてげうために。とはいへ、それも、畢竟ひっきゃうは、こひしいからのこと、げたいとおもこゝろうみこひしいとおもこゝろうみの、そのそこはかられぬ。
蛙がキリストのように世界のためにみずからをささげそれを認めて、そして蛙の死骸を蛇が食うのなら私は得心する。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)