“遠慮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんりょ54.4%
ゑんりよ39.8%
えんりよ3.9%
はづ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「帰りません。しかし僕はもうご遠慮えんりょしない決心ですから、またさっきのようなことになって、安斉先生に追い出されてしまいます」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ふ、牛切ぎうきりの媽々かゝあをたとへもあらうに、毛嬙飛燕まうしやうひえんすさまじい、僭上せんじやういたりであるが、なにべつ美婦びふめるに遠慮ゑんりよらぬ。其處そこ
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
鐵材てつざい運搬役うんぱんやくでも、蒸滊機關じようききくわん石炭せきたんきでもんでもよいから、海底戰鬪艇かいていせんとうてい竣成しゆんせいするまで、わたくししかるべきやく遠慮えんりよなく使つかつてください。
女子どもは何時しか枕もとを遠慮はづして四邊には父と母と正雄のあるばかり、今いふ事は解るとも解らぬとも覺えねども兄樣兄樣と小さき聲に呼べば、何か用かと氷袋を片寄せて傍近く寄るに
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)