遠慮えんりよ)” の例文
鐵材てつざい運搬役うんぱんやくでも、蒸滊機關じようききくわん石炭せきたんきでもんでもよいから、海底戰鬪艇かいていせんとうてい竣成しゆんせいするまで、わたくししかるべきやく遠慮えんりよなく使つかつてください。
堂堂どうどう遠慮えんりよなくあらそつべく、よわき者やぶるる者がドシドシ蹴落けおとされて行く事に感傷的かんせうてき憐憫れんびんなどそゝぐべきでもあるまい。
問題もんだい各自かくじその懷抱くわいほうするところ遠慮えんりよなく披瀝ひれきしたところのものが、所謂いはゆる建築けんちく根本義こんぽんぎ解決かいけつたいして如何いかなる暗示あんじあたへるか、如何いかなる貢献こうけんいたすかである。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
遠慮えんりよ會釋ゑしやくのといふことはてんで御無用、途方もなく面白く喋つた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
將棋せうきでは何くそつと力みかへつて遠慮えんりよなしにかしたりかされたりする事既に五六年にもならうか?