“問題”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんだい93.8%
こと1.6%
ことがら1.6%
トピック1.6%
トラブル1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おちついて、しっかりおやり。」とか、「よく問題もんだいて、あわててはいけません。」とか、いうこえが、そこここできかれました。
中学へ上がった日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それから私はフェアファックス夫人へ手紙を送つて、その問題ことに關する知らせを戴けるかと願つてやつた。私はこの處置がきつと私の目的を達してくれると思つてゐた。
もつとも蓮太郎のは哲学とか経済とかの方面から左様さういふ問題ことがらを取扱はないで、むしろ心理の研究に基礎どだいを置いた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
問題トピックを持たずしての心理的慧眼とは、文章なくての修辞の如きに過ぎまいではないか。
心理的と個性的 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
船員の罵声と空地の機械屑だ。飛行する酒壜と、人に肩をぶつけて歩く海の男たちの潮流。問題トラブルを求めて血走ってる彼らの眼。倉庫うらに並立する四十女の口紅。