“問注所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんちゅうじょ83.3%
もんちうしよ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一昨日、ご府内に着き、昨一日は、柳営の問注所もんちゅうじょでございました。いやどうも、えらくおきびしいご質問やお調べでして」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
引付衆ひきつけしゅう問注所もんちゅうじょ執事、侍どころ所司しょし、検断所、越訴えっそ奉行などのおびただしい鎌倉使臣が居留しているその政治的聚落じゅらくも、いつか百年余の月日をここにけみしていた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふくたくめる奸賊かんぞくも有り面體見惡みにくき者の申立る事は言葉續きあららかにしていつはかざやうに聞え品に因ては裁許さいきよあやまりなしとも云難し然れば鎌倉七世の執權しつけん北條時宗を輔佐ほさして問注所もんちうしよの總裁職を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)