“問屋場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
といやば90.0%
とひやば10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
会所ととなえる宿役人の詰め所、それに問屋場といやばなぞの新しい建物は、何よりもまずこの宿場になくてならないものだった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そんなら旅をする人は誰でも問屋場といやばにかゝりそうなものですが、問屋場には公定相場があって負引まけひきが無いのと、問屋場では帳簿に記入する必要上
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すゑねば裁許さいきよは破れぬサア/\來いと出立る機會に此所へ息せきと島田宿なる問屋場とひやばの五助といふかけ來り大汗おほあせたら/\コリヤ藤八殿々々々名主樣より至急用しきふようの御手紙早々御歸りなされましと聞て藤八何事なにごと状箱じやうばこ取上とりあげ開き見れば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)