“立場茶屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たてばぢゃや60.0%
たてばちゃや20.0%
たてばぢやや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源八郎は番場宿ばんばじゅく立場茶屋たてばぢゃやに入って、夕飯の前に一杯飲むことにした。客はほとんど満員の有様なので、ようやく庭の隅の方の腰掛に席を取った。
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
甚兵衛じんべえは馬を雪にあてないように、途中とちゅう立場茶屋たてばちゃやに二三時間休みますと、幸いにも雪が止みましたので、これならば泊まってゆくにも及ばないと思って、急いで家に帰りかけました。
天下一の馬 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
また彼方此方あつちこち五六けん立場茶屋たてばぢややもござりますが、うつくしい貴女あなたさま、たつた一人ひとりあづけまして、安心あんしんなは、ほかにござりませぬ。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)