“掛茶屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけぢゃや64.7%
かけぢやや17.6%
かけじゃや5.9%
かけちゃや5.9%
かけぢやゝ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は実に先生をこの雑沓に見付け出したのである。その時海岸には掛茶屋が二軒あった。私はふとした機会からその一軒の方に行きれていた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と大きなを出して山中呶鳴り歩きますに、田圃出口掛茶屋に腰をけてました芳町辺芸妓と見えて、おりにたのだからではりません、南部萬筋小袖
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
小次郎法師は、掛茶屋から、蝙蝠を吹出しそうに仰向いた、和郎に見って
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
地元はいうまでもなく、三近郷近在からもへんな人出で、あの海岸身動きのできぬ有様じゃ。往来には掛茶屋やら、屋台店やらが大分できてる……。
壯丁れてむもあり、掛茶屋つてんでた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)