“狭”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
せま46.2%
せば34.3%
10.7%
せも3.0%
1.8%
せめ1.8%
せせ0.6%
せばま0.6%
はさま0.6%
セ(サ)0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“狭”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸11.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
代助はくるしいので、何返なんべんせきつて、うしろの廊下へて、せまそらを仰いだ。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
大きな百貨店にはあらゆる品々が所せまきまでに並んでいますがその多くは誤魔化しものなのをかくすことが出来ません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
おくみはそこに膝を突いた儘、お向ひのお家の二階屋根の片面に、黄ろい色にせばまつた夕日の影を見るとしもなく見入つてゐた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
此のような生活をしながらも、目に見えぬ何物かが次第に輪をせばめて身体をめつけて来るのを、私は痛いほど感じ始めた。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
水平線が見る間に足の下になるかと、思うと、二、三分もしないうちに、谷からばめられた空を仰ぐように、下へ引きずりこまれていた。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
その一等端は桑畑になつて、そこいらまではどこか町中の通りらしく平坦な道路は、急に幅もばまり、石ころが路面にあらはれてゐた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
只今ただいま、電燈をけますからどうかそこからおはいり下さい。入口は少しせもうございますが、中は大へん楽でございます。」
さるのこしかけ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「この室が、第一せもうござんすねえ」お妻も夫の眼のあとについて、しげしげ一座を見廻わしながら云った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ものを尽してすなどり、家ゆたかに暮していたが、三人の小供があって、上の男の子は、父に代って家を治め、次は女の子で大和やまとの方へ嫁入し、三番目は又男の子で
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
の国は広くと、
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「なにもかにもあったもんじゃねえ。かにならよこにはうのが近道ちかみちだろうに、人間にんげんはそうはいかねえ。ひろいようでも世間せけんせめえものだ。どうかすぐいてあるいておくんなせえ」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
売言葉に買言葉、んなえらい事になるかも知れねえとまア、女のせめえ心で誠に案じることでござります、年寄子供をひかえて軽躁かるはずみな事がなければいがと思って居ます処の、昨日きのう私がとけえねえ……少し家へ来られねえだけれども
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すべてがひなびてせせっこましいのにもあきれ返らずにいられなかったのです。
棚田裁判長の怪死 (新字新仮名) / 橘外男(著)
葦も池の輪郭りんかくせばまって池の水が小さな流れになる、上に井の頭線の鉄橋がかっている辺に、わずかに見られるばかりである。
犬の生活 (新字新仮名) / 小山清(著)
勢込いきおいこむ、つき反らしたステッキさきが、ストンと蟹の穴へはさまったので、厭な顔をした訓導は、抜きざまに一足飛ぶ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
尊かる天日嗣アマツヒツギの広き道 踏まで セ(サ)き道ゆくな。物部モノヽフ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)