“狭穂姫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さほひめ50.0%
サホヒメ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「垂仁紀」に天皇狭穂姫さほひめ皇后の膝を枕にね小蛇御頸にまとうと夢みたまいし段に似、長摩納が王を殺さんとして果さなんだところは、『吉野拾遺』、宇野熊王が楠正儀くすのきまさのりを討ち果せなんだ話に類す。
神代紀のこのはなさくやひめの命、垂仁紀の狭穂姫サホヒメ皇后の産事は、それ/″\火の形式によるものであり、いま一つの水の形式になると、後世の御産の典型的になつてゐる。
貴種誕生と産湯の信仰と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)