“何”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なん25.0%
23.6%
なに15.6%
11.9%
いず9.0%
いづ4.8%
どう2.3%
なんに1.3%
なあに0.7%
なあ0.6%
(他:96)5.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“何”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語38.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)19.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
永代の橋杭はしぐいの処へずッと港板みよしが出てなんだか知りませんがそれと云って船頭が島田髷を取って引上げました。
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私は画の方は心得がないから、なんとも申しかねるが、あれは仏国の現代の風潮が東漸とうぜんした結果ではないでしょうか。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何も知らぬ腹の中の迄が世に出ぬ先から既に着るべき物をがれてくのが母親の心にれ丈悲しい事であらう。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
梅「歩かぬじゃいかぬと云ったってお前さん、休みもしないで延続のべつゞけに歩くのだもの、うして歩けやアしませんよ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なにがつて、もうすこうちのことや子供こどものことをかんがへてくだすつたつていいとおもふわ」
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
(山したの方には大分流行病はやりやまいがございますが、この水はなにから、辻の方から流れて来るのではありませんか。)
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
有「んだか飛鳥山でお前さんがお助けなすった粂野美作守の御家来の渡邊織江とかいう人がお嬢さんを連れて礼に来ましたよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『ですから、那麼事こんなこといてはにもわからんのです。議論ぎろんするちからいのです。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
宗「聞いたら聞いたゞけの事を告げなさい、新町河原で渡邊祖五郎を殺害せつがいした春部梅三郎という者はいずれへ逃げた」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
二三枚、貰った写真は、いずれもブロマイド式にったものですが、正直綺麗きれいなひとは、一人もいませんでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
いづれもほてツた頭へ水を打決ぶツかけられたやうな心地こゝちで、一人去り二人去り、一と先づ其處を解散とした。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
一、夫婦はいづれも、現在の住所に起居する場合、談話応対等、全く従来の習慣を破毀し、総て別人としての待遇をうくべきこと
世帯休業 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
友仙の紅葉眼に殘りて、捨てゝ過ぐるにしのび難く心殘りして見返れば、信さん何うした鼻緒を切つたのか、其姿なりどう
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
どうしたんだねエ、此のは」と、お加女かめこらへず声荒ららぐるを、お熊はオホヽと徳利てうし取り上げ、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
生憎あいにく今日こんちなんにも無くて御気の毒だいなあ。川魚のいたのに、豆腐のつゆならごはす。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「ハハハハこいつはあきれた。華族や金持ちを豆腐屋にするだなんて、えらい事を云うが、どうもなんにも知らないね」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なあに、銀平さんに文ちゃんだから、酔っぱらってなンか居るもンか。最早もう来る時分だ」仁左衛門さんがなだめる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
なあに山河内やまこうち様のお姫様ひいさまで、同じお弟子なんでありますから構いません、いらっしゃい。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なあに」と思って、お島は聞いていたのであったが、女にどんな手があるか解らないような、恐怖おそれ疑惧ぎぐとを感じて来た。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「何処か安い間があったら移りたいと思うから探してくれませんか……なあに今日や明日でなくってもいそがなくてもよいのだから。」といった。
老婆 (新字新仮名) / 小川未明(著)
くつわ虫はかしましき声もかたちもいと丈夫ぢやうぶめかしきを、いつしかときにおとろへ行くらん。
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私はこれを「いつまさに共に西〓の燭をりて、かへつて巴山夜雨の時をかたるべき」と読む。
閑人詩話 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
「売冰図。堅冰六月浄〓々。叫売歩過入軟塵。応是仙霊投砕玉。活来熱閙幾場人。」売冰はいづれの国の風俗であらうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
こゝに至れば詩歌なく、景色なく、いづれわれ、何を彼と見分るすべなきなり、之を冥交と曰ひ、契合ともなづくるなれ。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
古いうちだからどんなに密と歩いても足音が聞えます、早四郎は床の内で来たなと思っていますと、密と障子を開け、スウー。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『生きてるなら、どんなに遠くつても、お金をもつて、訪ねてくけれど、お墓になつててはねえ!』
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
「……外廻りをするにして、要心に事を欠いた。木魚をおしに置くとはあんたるこんだ。」
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
遊二 二、三日前に来た使いの人の話では、あんでも、歌の文句通りだそうだ。
天狗外伝 斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
貴誨きくわいかうむらずして、星霜多く改まる、渇望の至り、造次ざうじいかでかまをさん。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
目鼻だちはきりきりと利口らしけれどいかにもせいの低くければ人あざけりて仇名はつけける。
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何故なら、物質生活こそが精神生活の根底であるから、私は、物質生活と精神生活とどちらが尊いかと云うのではない。
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
つくづく聞き飽きてもうやに成つた、貴様が出ずばどちら道同じ事をしくもない九尺二間、れが小僧を連れて出やう、さうならば十分に我鳴り立る都合もよからう、さあ貴様がくか
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それ封建世襲の社会において、いわゆる天民の秀傑なる智勇弁力あるもの、いずれの地に向ってその驥足きそくを伸べんとする。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
未死の幽魂、尋ねんと欲するも、今いずれの処にかある。請う、吾人ごじんをして彼を九原きゅうげんの下より起し、少しく彼にいて語らしめよ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
どれれも俊秀しゆんしうなら、俊秀しゆんしう一山ひとやまもんだとも言得いひえられる。
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
「ま、どれでも可いから好ささうなのを一ツ呉れ。」といふと、
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
高麗錦こまにしきひもけてるがろとかもあやにかなしき」(同・三四六五)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
もち山若やまわかかへるでの黄葉もみづまでもとどかふ 〔巻十四・三四九四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
キヨメをエタと云ふはかなる詞ぞ。穢多。根本は餌取と云ふべき歟。餌と云ふはしゝむら鷹の餌を云ふなるべし、其れを取る物を云ふなり。
エタ源流考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
けれども、づれも不合格者ばかりであつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其がナンと、此世の悪心も何もかも、忘れ果てゝ清々スガスガしい心になりながら、唯そればかりの一念が、残つて居る、と申します。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其がナンと、此世の惡心も何もかも、忘れ果てゝ清々スガヽヽしい心になりながら、唯そればかりの一念が、殘つて居ると、申します。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
あにい、そのまま上へ積まっしゃい、と早や二人して、嘉吉めが天窓あたまと足を、引立てるではござりませぬか。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
老耆おいぼれてんぼうじじいに、若いものの酔漢よいどれ介抱やっかいあに、出来べい。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「卿等、碌々人に拠って事をなすの徒。燕雀えんじゃくいずくんぞ、大鵬の志を知らんや、か――吾に、洛陽負廓田ふかくでんけい有らしめば、あによく六国の相印をびんや、か」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「王侯将相、いずくんぞ種あらんや」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
所が、あにいづくんぞ図らんや、この堂々として赤裸々たる処が却つて敵をして矢を放たしむる的となつた所以ゆゑんであつたのだ。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
われは身のいづくの處にあるを知らずして、只だ熱の脈絡の内におこりたるを覺えき。
年占・祈年・左義長・鳥追ひ・道祖神祭・厄落しは、の日に行うてもよいわけである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
で、こゝろといふ語は、の時代においても、右の両に用ゐられて居る。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
われ・これ・こゝで類推を拡充してゆけるひとぐに即、他国・他郷の対照としてその国・知らぬ国或は、異国・異郷とも言ふべき土地を、昔の人々も考へて居た。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ンゾハナハダシクキフナル
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御懸念ゴケネン一掃イッソウノオ仕事シゴトシテラレルナラバ、ワタクシナニオウ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
此度の事ハ紀州ハナニ故の勢にや、あまり無礼ブレイなる事ニて私の人数及便船かりなど鞆の港にほりあげ、主人の急用ありとて長崎の方へ出帆仕候。
夕さればみ山を去らぬ布雲にぬぐもあぜか絶えむと言ひし児ろはも (同・三五一三)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それにはアドカ・アガセムというなまりも手伝っているらしく思われるけれども、単にそれのみでなく、「あどか吾がせむ」という切実な句が此歌の価値を高めているからであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
オイオイ禰宜様、あにようしてるだよ。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
PR