いか)” の例文
貴誨きくわいかうむらずして、星霜多く改まる、渇望の至り、造次ざうじいかでかまをさん。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
目鼻だちはきりきりと利口らしけれどいかにもせいの低くければ人あざけりて仇名はつけける。
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いかにぞ虚空津日高そらつひこの泣き患へたまふ所由ゆゑは」と問へば、答へたまはく
いかでかこの人に不会あはでは止まむと思ひ迷ける程に、平中病付やみつきにけり。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
木村重成ら決死の出陣に香で身をくんじた人多く、甚だしきは平定文たいらのさだぶみ容姿言語一時に冠絶し「人の妻娘いかいわんや宮仕へ人は、この人に物いはれざるはなくぞありける」(『今昔物語』)。
目鼻だちはきり/\と利口らしけれどいかにも脊の低くければ人嘲けりて仇名はつけゝる。
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)