“力草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちからぐさ50.0%
ちからくさ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
力草ちからぐさ漸々やう/\と山へ這上はひあがりて見ば此はいかに山上は大雪おほゆきにて一面の銀世界ぎんせかいなり方角はうがくはます/\見分がたく衣類いるゐには氷柱つらゝさがしほぬれし上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それでは親に済むまいとか、おかみに済むまいとか、神様に済むまいとか、仏に済むまいとか、天帝に済むまいとか云おうとしても、どれもこの女につかまえさせる力草ちからぐさにはならない。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
またのぼりゆき/\て桟齴かけはしのやうなる道にあたり、岩にとりつき竹の根を力草ちからくさとし、一歩に一声をはつしつゝ気を張りあせをながし、千しんしのぼりつくして馬のといふ所にいたる。
またのぼりゆき/\て桟齴かけはしのやうなる道にあたり、岩にとりつき竹の根を力草ちからくさとし、一歩に一声をはつしつゝ気を張りあせをながし、千しんしのぼりつくして馬のといふ所にいたる。