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『蛇』
ふりがな文庫
『
蛇
(
へび
)
』
明け易い夏の夜に、なんだってこんなそうぞうしい家に泊り合わせたことかと思って、己はうるさく頬のあたりに飛んで来る蚊を逐いながら、二間の縁側から、せせこましく石を据えて、いろいろな木を植え込んである奥の小庭を、ぼんやり眺めている。 座布団の傍 …
著者
森鴎外
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論 第二十六年第一号」1911(明治44)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約38分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
下
(
げ
)
仰
(
おっし
)
爺
(
じ
)
負
(
そむ
)
傍
(
はた
)
素
(
も
)
千足
(
ちたる
)
却
(
かえっ
)
咽
(
のど
)
畚
(
びく
)
翌朝
(
よくちょう
)
請待
(
しょうたい
)
連
(
つらな
)
上
(
かみ
)
並
(
なみ
)
傍
(
かたわら
)
問屋
(
といや
)
好
(
よ
)
妻
(
さい
)
己
(
おれ
)
心
(
しん
)
承
(
うけたまわ
)
揶揄
(
からか
)
攫
(
つか
)
穿
(
うが
)
豊
(
とよ
)
難有
(
ありがと
)
一寸
(
ちょっと
)
一疋
(
いっぴき
)
一通
(
ひととお
)
一間
(
ひとま
)
下々
(
しもじも
)
不躾
(
ぶしつけ
)
乞食
(
こじき
)
仏名
(
ぶつみょう
)
仰附
(
おおせつ
)
位牌
(
いはい
)
体
(
てい
)
何等
(
なんら
)
俯向
(
うつむ
)
倅
(
せがれ
)
傍
(
そば
)
兎
(
と
)
初産
(
ういざん
)
刺戟
(
しげき
)
力草
(
ちからぐさ
)
勿
(
なか
)
勿論
(
もちろん
)
午
(
ひる
)
厭
(
いや
)
吹聴
(
ふいちょう
)
嘉言
(
かげん
)
噂
(
うわさ
)
囁
(
ささや
)
基督
(
キリスト
)
夕飯
(
ゆうめし
)
奴
(
やつ
)
好
(
い
)
妬
(
ねた
)
媒人
(
なこうど
)
嬉
(
うれ
)
容易
(
たやす
)
尤
(
もっと
)
岩魚
(
いわな
)
差支
(
さしつかえ
)
床縁
(
とこべり
)
廉
(
かど
)
徒
(
いたず
)
微笑
(
ほほえ
)
思召
(
おぼしめ
)
恰好
(
かっこう
)
惑溺
(
わくでき
)
愬
(
うった
)
戸前
(
とまえ
)
手尖
(
てさき
)
打遣
(
うっちゃ
)
挨拶
(
あいさつ
)
掴
(
つか
)
掻
(
か
)
新仏
(
しんぼとけ
)
早言
(
はやこと
)
暖簾
(
のれん
)
暫
(
しばら
)
栖家
(
すみか
)
棲家
(
すみか
)
極
(
き
)
檜
(
ひのき
)
此度
(
このたび
)
濡
(
ぬ
)
為方
(
しかた
)
為来
(
しきた
)
烟
(
けむり
)
焚
(
た
)
狂人
(
きちがい
)
独逸
(
ドイツ
)
疎々
(
うとうと
)
眉
(
まゆ
)
眩暈
(
めまい
)
禿
(
は
)
種子
(
たね
)