“一間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとま74.4%
いっけん19.4%
いつけん4.4%
ヒトマ1.3%
イツケン0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体二絃琴の響は一間ひとまへだてた方が丸味をおびてよいものだが、しかし、それは弾手の耳と、趣味の深さ浅さによるは論をまたない。
「その時はその時で、またどうかするつもりなんでしょう。もう一間いっけん取るとか、それでなければ、吉川さんの方といっしょになるとか」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もんと玄関のあひだ一間いつけん位しかない。勝手口かつてぐちも其通りである。さうして裏にも、よこにも同じ様な窮屈ないへてられてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
後半は女武道として書いてあるのだが、此例でも、歌右衛門のやうな賢女鑑になるのを、一間ヒトマはづして演じてゐるのがよい。
合邦と新三 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一間イツケンまなかに(の?)疵がつく。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)