“いつけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イツケン
語句割合
一軒32.3%
一見25.8%
一間22.6%
一件12.9%
一牽3.2%
六尺3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後(のち)に小田原(をだはら)の町(まち)を放(はな)れ、函嶺(はこね)の湯本(ゆもと)近(ぢか)に一軒(いつけん)、茶店(ちやみせ)の娘(むすめ)、窶(やつ)れ姿(すがた)のいと美(うつく)しきが、路傍(みちばた)の筧(かけひ)、前(まへ)なる山(やま)凡(およ)そ三四百間(さんしひやくけん)遠(とほ)き處(ところ)に千歳(ちとせ)久(ひさ)しき靈水(かたちみづ)を引(ひ)いたりといふ
城の石垣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
序(ついで)だから言(い)つて置(お)くが、私(わたくし)は初(はじ)め此(この)船(ふね)に乘組(のりく)んだ時(とき)から一見(いつけん)して此(この)船長(せんちやう)はどうも正直(しようじき)な人物(じんぶつ)では無(な)いと思(おも)つて居(を)つたが果(はた)して然(しか)り、彼(かれ)は今(いま)
兩人(りやうにん)の裾(すそ)の所(ところ)が、床(とこ)の間(ま)横(よこ)、一間(いつけん)に三尺(さんじやく)、張(はり)だしの半戸(はんと)だな、下(した)が床張(ゆかば)り、突當(つきあた)りがガラス戸(ど)の掃(はき)だし窓(まど)で、そこが裏山(うらやま)に向(むか)つたから、丁(ちやう)どその窓(まど)へ
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
乃公(おれ)なんかは近(ちか)い内(うち)に大仕事(おほしごと)があるのだ、其(その)仕事(しごと)の爲(ため)に今(いま)此(この)港(みなと)へ來(き)て、明後晩(めうごばん)にはまた此處(こゝ)を出發(しゆつぱつ)するのだが、其(その)一件(いつけん)さへ首尾(しゆび)よく行(い)けば
明鏡(めいきやう)に映(うつ)る海上海底(かいじやうかいてい)の光景(くわうけい)を眺(なが)めつゝ、白晝(はくちう)ならば單(たん)に水雷方位盤(ダイレクター)を動(うご)かすのみ、夜戰(やせん)ならば發火電鑰(はつくわでんやく)を一牽(いつけん)して、白色(はくしよく)、緑色(りよくしよく)の強熱電光(きようねつでんくわう)を射出(しやしつ)し、照星照尺(せうせいせうしやく)を定(さだ)めて、旋廻輪(せんくわいりん)を一轉(いつてん)すると
其大仏餅屋(そのだいぶつもちや)の一軒(いつけん)おいて隣家(となり)が、表(おもて)が細(こまか)い栂(つが)の面取(めんど)りの出格子(でがうし)になつて居(を)りまして六尺(いつけん)、隣(とな)りの方(はう)が粗(あら)い格子(かうし)で其又側(そのまたわき)が九尺(くしやく)ばかりチヨイと板塀(いたべい)になつて居(を)る、無職業家(しもたや)でございまする。