“眺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なが94.0%
ながめ3.8%
ながむ0.8%
あつら0.5%
あつらえ0.3%
にら0.3%
チヨウ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“眺”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語7.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)6.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
定雄は部屋の一隅に二枚に畳んで立ててある古い屏風びょうぶの絵が眼につくと、もう子供たちのことも忘れてながめ入った。
比叡 (新字新仮名) / 横光利一(著)
四方よも景色けしきながめてつたが、其内そのうちにネープルスかう燈光ともしびかすかになり
白く降りうずんだ道路の中には、人の往来ゆききの跡だけ一筋赤く土の色になって、うねうねと印したさまがながめられる。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
かみみちかくかりあげて頬足ゑりあしのくつきりとせしなど今更いまさらのやうにながめられ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おの夙昔しゆくせきの不平は転じて限りなき満足となり、此満足したるまなこて蛙飛ぶ古池をながむる身となりしこそ
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
幾度いくたびか門に出でて、彼方此方かなたこなたながむれども、それかと思ふ影だに見えねば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
夜食の膳には、あつらえた酒がつき、み交わしている母子おやこの間へ、勘定書が盆に載っている。旅籠の手代だの、亭主だの、かわるがわる別れの挨拶に来て、
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「私も絹の襦袢を着て居るよ、——姉さんのは、それしか無いから、仕方無しに着たんだが、私のはあつらえてこさえて飛切りの緋縮緬さ、三両二分とかかったよ、自慢じゃ無いが、私ほどの綺麗な肌を、ゴツゴツの木綿もめんで包まれるとお思いかえ、——さア、裸に剥いておくれ」
礫心中 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
あつらえが註文にはまった。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ト眼を細くして娘の方を顧視みかえる。こういうにらめ方も有るものと見える。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
今日の口語では、「チヨウ」の意味一つであるが、中古文には、そればかりではあてはまらぬことが多いので、これに詠の字をあてゝ見たのもあるけれど、ながむといふ語の内容は、決してそんな単純なものでないことは、諸君もスデに承知のことゝ思ふが、この語は
古歌新釈 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)