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濶然
ふりがな文庫
“濶然”の読み方と例文
読み方
割合
かつぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつぜん
(逆引き)
今まで歩いていた山路を出て、
濶然
(
かつぜん
)
たる
眺
(
ながめ
)
が
展
(
ひら
)
けた感じと、菜の花に夕日の当っている明るい感じとが、ぴたりと一緒になっている。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
武松は、久しぶりに
濶然
(
かつぜん
)
たる胸をひらいて、愉快でたまらず、大酔して
蹣跚
(
まんさん
)
とした足もとを、やがて召使の手に
扶
(
たす
)
けられながら、外へ出て
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山の
爺
(
おじ
)
が雲から
覗
(
のぞ
)
く。眼界
濶然
(
かつぜん
)
として目黒に
豁
(
ひら
)
け、大崎に伸び、
伊皿子
(
いさらご
)
かけて一渡り
麻布
(
あざぶ
)
を望む。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
濶然(かつぜん)の例文をもっと
(8作品)
見る
濶
漢検1級
部首:⽔
17画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“濶”で始まる語句
濶
濶達
濶歩
濶葉樹
濶大
濶々
濶眼
濶葉樹林
濶葉
濶面
“濶然”のふりがなが多い著者
柴田宵曲
林不忘
吉川英治
国枝史郎
山本周五郎
泉鏡花