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豁
ふりがな文庫
“豁”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひら
33.3%
あらわ
25.0%
ひろ
16.7%
たに
8.3%
かっ
8.3%
ほがら
8.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひら
(逆引き)
この無限の歴史が、乃ち我等人間の歴史であると思ふと、急に胸が
豁
(
ひら
)
いた樣な感じがする。無限無際の生命ある『人間』に、三千年位の墮落は何でもないではないか。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
豁(ひら)の例文をもっと
(4作品)
見る
あらわ
(逆引き)
蕪村の「歯
豁
(
あらわ
)
に筆の氷をかむ夜かな」という句は、自ら筆をかむ場合であり、身に沁み通るような寒さを現している点において、特色ある句たるを失わぬ。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
豁(あらわ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひろ
(逆引き)
それを
彩
(
いろ
)
どる
黄葉
(
こうよう
)
の濃淡がまた
鮮
(
あざ
)
やかな陰影の等差を彼の
眸中
(
ぼうちゅう
)
に送り込んだ。しかし眼界の
豁
(
ひろ
)
い空間に対している津田と違って、清子の方は何の見るものもなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
豁(ひろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
たに
(逆引き)
カリンポンに着す その翌日雨を
冐
(
おか
)
してカリンポンに着きました。その間十五
哩
(
マイル
)
、この都会はダージリンの東、一つの大なる
豁
(
たに
)
を
距
(
へだて
)
てあります。ダージリンより余程土地が低い。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
豁(たに)の例文をもっと
(1作品)
見る
かっ
(逆引き)
顔を合わせるやその瞬間、丸い大きな両眼を
豁
(
かっ
)
と開いて、黒い瞳を上険の近くへ吊りあげて、相手を
睨
(
にら
)
めた。
越後の闘牛
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
豁(かっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほがら
(逆引き)
闇のひくか、光りの進むか、ウィリアムの眼の及ぶ限りは、四面
空蕩
(
くうとう
)
万里の層氷を建て連らねたる如く
豁
(
ほがら
)
かになる。頭を蔽う天もなく、足を乗する地もなく
冷瓏
(
れいろう
)
虚無の
真中
(
まなか
)
に一人立つ。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
豁(ほがら)の例文をもっと
(1作品)
見る
豁
漢検1級
部首:⾕
17画
“豁”を含む語句
豁然
開豁
豁達
快豁
豁如
豁然大悟
雄毅開豁
一望開豁
豁開
豁達豪放
豁達気
豁谷
豁破
豁然智度
豁旦
豁川
豁如軒
“豁”のふりがなが多い著者
柴田宵曲
久米正雄
石川啄木
幸田露伴
夏目漱石
泉鏡花
佐藤垢石