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豁然
ふりがな文庫
“豁然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かつぜん
76.9%
くわつぜん
17.3%
からっ
1.9%
からり
1.9%
くわつねん
1.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつぜん
(逆引き)
嘗
(
かつ
)
てあんなにも恋い
焦
(
こが
)
れていたその人を、
一顧
(
いっこ
)
の価値もない腐肉の塊であると観じて、清く、貴く、
豁然
(
かつぜん
)
と死んで行ったであろうか。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
豁然(かつぜん)の例文をもっと
(40作品)
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くわつぜん
(逆引き)
その内には目のさめたやうに
豁然
(
くわつぜん
)
と悟入も出来るものであります。古来禅宗の坊さんは「
啐啄
(
そつたく
)
の機」とか言ふことを言ひます。
文芸鑑賞講座
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
豁然(くわつぜん)の例文をもっと
(9作品)
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からっ
(逆引き)
片側町
(
かたかわまち
)
になって、人や車が
後
(
あと
)
へ走るのが
可笑
(
おか
)
しいと、其を見ている
中
(
うち
)
に、眼界が忽ち
豁然
(
からっ
)
と明くなって、
田圃
(
たんぼ
)
になった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
豁然(からっ)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
からり
(逆引き)
閉じた胸の一時に開けた為め、天成の美も一段の光を添えて、
艶
(
えん
)
なうちにも、何処か
豁然
(
からり
)
と晴やかに快さそうな所も有りて、
宛然
(
さながら
)
蓮
(
はす
)
の花の開くを観るように、見る眼も覚めるばかりで有ッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
豁然(からり)の例文をもっと
(1作品)
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くわつねん
(逆引き)
文雄の事は細説を
須
(
ま
)
たぬであらう。磨光韻鏡等の著者で、京都の了蓮寺、大坂の伝光寺に住してゐた。字は
豁然
(
くわつねん
)
、蓮社と号し、又了蓮寺が錦町にあつたので、
尚絅堂
(
しやうけいだう
)
と号した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
豁然(くわつねん)の例文をもっと
(1作品)
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“豁然”の意味
《名詞》
視界が急に開けること。
迷いや疑念が急激に消えるさま。
(出典:Wiktionary)
豁
漢検1級
部首:⾕
17画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“豁然”で始まる語句
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豁然智度
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