“須”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すべか34.9%
すべから27.4%
もち21.2%
ま12.3%
モチイ0.7%
べ0.7%
もちい0.7%
スベカ0.7%
ベシ0.7%
モチ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それには、真に児童を知ることなくして、愛の生じよう筈(はず)がない。作家は、先ず須(すべか)らく児童の実生活を認識しなければならぬのです。
全く美化されたね、俺も沙漠先生も、殊に小便がだ。小便をするは須(すべから)く此時に於てす可しだ。名月、沙漠男、慥に俳句にはなるよ。
俺の記 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
國語と漢文とを調和し、雅言と俚辭とを融合せむと欲せし、放膽にして無謀なる嘗試は、今新に其得失を論ずることを須(もち)ゐざるべし。
バクランドは田林の保護は鳥類の保護を須(ま)つ人工でどんな保護法を行(や)っても鳥が害虫を除き鷙鳥(しちょう)が悪禽を駆るほどの効は挙がらぬ
「——安禅(アンゼン)必ズシモ山水ヲ須(モチイ)ズ。心頭(シントウ)ヲ滅却(メッキャク)スレバ火モ自(オノズカ)ラ涼シ。喝(カツ)」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「君に勧む、金縷(きんる)の衣(ころも)を惜むなかれ。君に勧む、須(すべから)く少年の時を惜むべし。花有り折るに堪(た)へなば直(ただち)に折る須(べ)し。花無きを待つて空(むなし)く枝を折ることなかれ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
衣冠何須挂二神武一 衣冠(いかん)何(なん)ぞ須(もちい)ん神武(しんぶ)に挂(かけ)ることを
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
先ニハ、捕ヘ奉レトノ沙汰、再三ニ及(オヨ)ブモ向後ニオイテハ、須(スベカ)ラク、誅戮(チユウリク)シ奉ルモ、構(カマ)ヒナシ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
欧詩に云ふ、雪裏花開イテ人未レ知、摘ミ来リ相顧ミテ共ニ驚疑、便チ須(ベシ)二索メテレ酒ヲ花前ニ酔フ一、初テ見ル今年ノ第一枝と。初め但(た)だ桃花に一種早く開ける者あるのみと謂(おも)へり。
「詩(うた)は此方(こつち)のお手のものだ——世人(セジン)交(マジハ)リヲ結(ムス)ブニ黄金ヲ須(モチ)フ——」
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)