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須
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すべから
ふりがな文庫
“
須
(
すべから
)” の例文
全く美化されたね、俺も沙漠先生も、殊に小便がだ。小便をするは
須
(
すべから
)
く此時に於てす可しだ。名月、沙漠男、慥に俳句にはなるよ。
俺の記
(新字旧仮名)
/
尾崎放哉
(著)
弘前藩は
須
(
すべから
)
く当主
順承
(
ゆきつぐ
)
と要路の有力者数人とを江戸に
留
(
とど
)
め、隠居
信順
(
のぶゆき
)
以下の家族及家臣の大半を挙げて帰国せしむべしというのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「諺にも醜婦総て
須
(
すべから
)
く
姑障
(
こしょう
)
を見るべしということがあります。ここにそっとしているのは、将来のはかりごとじゃないのです。」
連城
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
生きた生活を生きた生活として取扱うところに任務のある歴史家は、
須
(
すべから
)
くこれらの誤謬と妄想とを世間から排除することに勉むべきである。
東洋文化、東洋思想、東洋史
(新字新仮名)
/
津田左右吉
(著)
黄人
(
こうじん
)
の私をして白人の
黄禍論
(
こうかろん
)
を信ぜしめる間は、君らは
須
(
すべから
)
く妻を
叱咜
(
しった
)
し子を
虐
(
しいた
)
げ
太白
(
たいはく
)
を挙げてしかして帝国万歳を
三呼
(
さんこ
)
なさい。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
婦人の上は
姑
(
しばら
)
く
措
(
お
)
く。男子にして修飾を為さんとする者は
須
(
すべから
)
く一箇の美的識見を以て修飾すべし。流行を追ふは愚の
極
(
きわみ
)
なり。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
高山樗牛が「吾人は
須
(
すべから
)
く現代を超越すべし」と平気で云って居るのも、彼の時代の中学生的雰囲気をよくあらわして居る。
日記:15 一九二九年(昭和四年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
「二毛暁に落ちて頭を
梳
(
くしけづ
)
ること
懶
(
ものう
)
し、両眼春
昏
(
くら
)
くして薬を点ずること
頻
(
しき
)
りなり」「
須
(
すべから
)
く酒を傾けて
膓
(
はらわた
)
に入るべし、酔うて倒るゝも
亦
(
また
)
何ぞ妨げん」
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
去る八月以来公武合体が実現している今日となっては、
須
(
すべから
)
く皇命を奉じ、幕府を
佐
(
たす
)
け、上下協力して国論を定め、もって攘夷の効を奏すべきである
新撰組
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
墓はあの通り白い大理石で、「吾人は
須
(
すべから
)
く現代を超越せざるべからず」が、「
高山林次郎
(
たかやまりんじろう
)
」という名といっしょに、あざやかな
鑿
(
のみ
)
の
痕
(
あと
)
を残している。
樗牛の事
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
モーゼの十誡第七条の文句の、否定にす可き所を肯定して了ったので「汝等
須
(
すべから
)
く姦淫を犯す可し」となったのである。
愛書癖
(新字新仮名)
/
辰野隆
(著)
「道義
肝
(
きも
)
を貫き、忠義骨髄に
填
(
み
)
ち、ただちに
須
(
すべから
)
く死生の間に談笑すべし」と悠然として
饑餲
(
きかつ
)
に対せし
蘇軾
(
そしょく
)
を思え、エレミヤを思え、ダニエルを思え
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
苟
(
いやし
)
くも、本当に小説家になろうとする者は、
須
(
すべから
)
く
隠忍自重
(
いんにんじちょう
)
して、よく頭を養い、よく眼をこやし、満を持して放たないという覚悟がなければならない。
小説家たらんとする青年に与う
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「
今日
(
こんにち
)
、君を送る、
須
(
すべから
)
く酔いを尽すべしイ……明朝、
相憶
(
あいおも
)
うも、
路
(
みち
)
、漫々たりイ……じゃないか、アハハハハ……」
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「君に勧む、
金縷
(
きんる
)
の
衣
(
ころも
)
を惜むなかれ。君に勧む、
須
(
すべから
)
く少年の時を惜むべし。花有り折るに
堪
(
た
)
へなば
直
(
ただち
)
に折る
須
(
べ
)
し。花無きを待つて
空
(
むなし
)
く枝を折ることなかれ」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
熱するというのはすなわち感情の
昂奮
(
こうふん
)
する
謂
(
いい
)
である。しかしことにあたるか否かを判断するときは、
須
(
すべから
)
く感情を
避
(
さ
)
け冷静に
是非曲直
(
ぜひきょくちょく
)
の判断を下すを要する。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
たとえば、自分は彼が「衣糧に
煩
(
わずら
)
ふな」と言い、「
須
(
すべから
)
く貧なるべし、財おほければ必ずその志を失ふ」
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
余
嘗
(
かつ
)
テ山東洋ニ問フテ曰ク、我、君ニ
事
(
つか
)
フルコト三年、技進マズ、其ノ故如何。洋子
曰
(
のたまは
)
ク、
吾子
(
ごし
)
須
(
すべから
)
ク多ク古書ヲ読ミ、古人ト言語シテ以テ胸間ノ
汚穢
(
おえ
)
ヲ蕩除スベシ。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
うむ、曲は『
山姥
(
やまうば
)
』だな。……唄声にも乱れがない。
撥
(
ばち
)
さばきも
鮮
(
あざやか
)
なものだ。……いい度胸だな。感心な度胸だ。人は
須
(
すべから
)
くこうなくてはならない。蠢動するばかりが能ではない。
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
待っていてくれちゃ困るけれど、理窟は先ず斯うしたものさ。一に辛抱、二に
長生
(
ながいき
)
。自分が死んでしまったんじゃお話にならない。
須
(
すべから
)
く大いに
加餐
(
かさん
)
して、出世の資格を拵えるんだね
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
或
(
あるい
)
は
他
(
ほか
)
の例を
以
(
もっ
)
てするならば元来変態心理と正常な心理とは連続的でありますから人類は
須
(
すべから
)
く
瘋癲
(
ふうてん
)
病院を解放するか或はみんな瘋癲病院に入らなければいけないと斯うなるのであります。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
これはもう
周囲
(
まわり
)
の
者
(
もの
)
の
疾
(
と
)
うより
認
(
みと
)
めている
所
(
ところ
)
で、
只今
(
ただいま
)
もドクトル、エウゲニイ、フェオドロイチが
云
(
い
)
うのには、
貴方
(
あなた
)
の
健康
(
けんこう
)
の
為
(
ため
)
には、
須
(
すべから
)
く
気晴
(
きばらし
)
をして、
保養
(
ほよう
)
を
専
(
せん
)
一とせんければならんと。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
文学を志す者は、
須
(
すべから
)
く従来の、伝統的な悪風を捨てて、「天才」の表面的模倣に暇を潰すよりも、科学を研究すべきである。歴史小説を書く者は、小説家であると同時に史家でなければならぬ。
大衆文芸作法
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
須
(
すべから
)
く
躬
(
みずか
)
ら事物の実際を観よ、ヴィルヴァ樹一たび落ちて林中獣類
空
(
むな
)
しと。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
元日や句は
須
(
すべから
)
く大らかに
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
須
(
すべから
)
く一死を
拆
(
す
)
つべし
愛卿伝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
此の如きの輩もと学術の何たるを知らざるもの
須
(
すべから
)
くその面に唾すべしといへどもまた勢の
已
(
や
)
むべからざるなきに非ず。
史論の流行
(新字旧仮名)
/
津田左右吉
(著)
左様な美女をよぼ/\の
老翁
(
ろうおう
)
や位の低い平中
如
(
ごと
)
きに
任
(
まか
)
しておくと云う手はない、
須
(
すべから
)
く
乃公
(
だいこう
)
が取って代るべしである、と、ひそかに野心を燃やしていたところへ
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ダ風流/
過
(
よ
)
ギル時ハ感ズルヲ
休
(
や
)
メヨ白河ノ暮/到ル日ハ
須
(
すべから
)
ク
観
(
み
)
ルベシ松島ノ秋/語ヲ寄セヨ厳冬大雪多カラン/一領ノ白狐ノ裘無カル可ケンヤ〕となすものを
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
雲照
(
うんせう
)
さへ坊主の
羅切
(
らせつ
)
を聞いては、「
男根
(
だんこん
)
は
須
(
すべから
)
く
隆隆
(
りゆうりゆう
)
たるべし」と、
弟子
(
でし
)
共に教へたと云ふではないか?
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ヨク菜ヲ治スル者ハ
須
(
すべから
)
ク……一物ヲシテ
各々
(
おのおの
)
一性ヲ献ジ、一椀ヲシテ各々一味ヲ成サシム……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
沒却哲理は詩の
須
(
すべから
)
く備ふべき性なり。シエクスピイヤの戲曲いかでか沒却哲理ならざらむ。逍遙子理想といふ語を哲學上所見の義に用ゐむ限は、沒理想の名目、取除けずと
雖
(
いへども
)
可なり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
巌谷
(
いはや
)
の
紹介
(
せうかい
)
で入社したのが
江見水蔭
(
えみすゐいん
)
です、
此
(
この
)
人は
杉浦氏
(
すぎうらし
)
の
称好塾
(
せうこうじゆく
)
に
於
(
お
)
ける
巌谷
(
いはや
)
の
莫逆
(
ばくぎやく
)
で、
其
(
そ
)
の
素志
(
そし
)
と
云
(
い
)
ふのが、
万巻
(
ばんくわん
)
の書を読まずんば、
須
(
すべから
)
く
千里
(
せんり
)
の道を
行
(
ゆ
)
くべしと、
常
(
つね
)
に
好
(
この
)
んで
山川
(
さんせん
)
を
跋渉
(
ばつせふ
)
し
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
須
(
すべから
)
く闊達自在にふるまって然るべしという見解を、今日示している。
プロ文学の中間報告
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
羅摩なお不承知で、私陀永く楞伽に拘留された間一度も敵王に穢された事なくば、
須
(
すべから
)
く火に誓うて潔白を証すべしと言い張る。私陀固くその身に
玷
(
あやまち
)
なきを知るから、進んで身を火中に投ぜしも焼けず。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
是
(
これ
)
はもう
周圍
(
まはり
)
の
者
(
もの
)
の
疾
(
と
)
うより
認
(
みと
)
めてゐる
所
(
ところ
)
で、
只今
(
たゞいま
)
もドクトル、エウゲニイ、フエオドロヰチが
云
(
い
)
ふのには、
貴方
(
あなた
)
の
健康
(
けんかう
)
の
爲
(
ため
)
には、
須
(
すべから
)
く
氣晴
(
きばらし
)
をして、
保養
(
ほやう
)
を
專
(
せん
)
一と
爲
(
せ
)
んければならんと。
是
(
これ
)
は
實際
(
じつさい
)
です。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
男子
須
(
すべから
)
くもう少し見識があって欲しい。
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
須
(
すべから
)
く月の一句の
主
(
あるじ
)
たれ
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
たゞ、肺病で涙脆い青年の書いた一種の美文と云ふに止まる。「吾人は
須
(
すべから
)
く現代を超越せざるべからず」
青春物語:02 青春物語
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
須
(
すべから
)
くそのような文壇を解消せよと云うのである。
今日の文学の展望
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
須
(
すべから
)
く自重して時の
到
(
いた
)
るを待つべきである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
須
(
すべから
)
く世紀の子たれ。松・平・の一属。
獄中への手紙:05 一九三八年(昭和十三年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
須
常用漢字
中学
部首:⾴
12画
“須”を含む語句
須臾
急須
須弥壇
必須
須弥山
恵比須
須走
須勢理毘売
須田町
須原
須佐之男命
須崎
大須
須要
須彌壇
須須許理
須崎町
泥烏須如来
須叟
須川
...