“三呼”の読み方と例文
読み方割合
さんこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄人こうじんの私をして白人の黄禍論こうかろんを信ぜしめる間は、君らはすべからく妻を叱咜しったし子をしいた太白たいはくを挙げてしかして帝国万歳を三呼さんこなさい。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
帝國軍艦旗ていこくぐんかんき翩飜へんぽんひるがへるをば、さら其時そのときは、軍艦ぐんかん」の萬歳ばんざいと、電光艇でんくわうてい萬歳ばんざいとを三呼さんこせられよ。
将軍忽ち岸の草陰に隠れてくそをひる。これも何かの好紀念であろう。四人手をり躍り上りて万歳を三呼さんこ。ああ、かくして我々の痛快なる旅行はおわったのである。