前号でお別れしてから横断旅行の一隊は、炎天に照り付けられ、豪雨に洗われて、その行を続けた。峠を越すこと四、人跡絶せる深山に分け入り、峡谷の巌頭を攀じてついた日本海沿岸に出た。詳しくは全編を読め。 いよいよ一行は四人と相なった。水戸以来総勢八 …
著者 | 井沢衣水 |
著者 | 押川春浪 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「冐險世界 第四卷第拾參號」博文館、1911(明治44)年10月1日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約28分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約47分(300文字/分) |