“雨脚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまあし72.7%
あめあし22.7%
うきゃく4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出船はその島を廻つて隱れ、入船はその島の角に現れ、夕立はその島の方から雨脚あまあしを急がせ、落日はよくその島を金色こんじきけぶらせた。
避病院 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
雨脚あめあしがややはげしくなり、空は暗くばかりなっていく。宿直とのいの侍が怪しい語音ごいんで家の外を見まわりに歩き
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
湖面暗くして波浪上らず、雨脚うきゃく矢のごとく湖上を打つ。毛唐けとうの乗ったボートは橋に引掛かり、対山のみどりは雨雲に包まれて、更に一鳥の飛ぶを見ず。