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『避病院』
ふりがな文庫
『
避病院
(
ひびょういん
)
』
町村の自治制が敷かれてから間もないころであつた。私の父は選ばれて村長になつた。父の性質としてかういふ煩い役務は好まなかつたのであるが、人物に乏しい僻村では他に適當な候補者が見つからないので、據所なく選ばれ據所なく承諾したのらしかつた。 名譽 …
著者
正宗白鳥
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「早稲田文学 第百三十一号」早稲田文学社、1916(大正5)年10月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
畝
(
はたけ
)
間
(
うち
)
怖々
(
こはごは
)
生
(
な
)
彼方
(
あつち
)
謂
(
いは
)
囈言
(
たはごと
)
上手
(
じやうず
)
癒
(
なほ
)
烟
(
けぶ
)
此方
(
こつち
)
肥桶
(
こえをけ
)
術
(
じゆつ
)
西瓜
(
すいくわ
)
饗
(
きやう
)
陸
(
をか
)
手切
(
ちぎ
)
菜
(
かず
)
悦
(
うれ
)
上
(
あが
)
煽
(
あふ
)
例
(
いつも
)
室
(
ま
)
竊
(
ひそ
)
煩
(
うるさ
)
饗
(
よ
)
漁夫
(
れふし
)
燈火
(
あかり
)
框
(
がまち
)
欄干
(
てすり
)
生水
(
なまみづ
)
疼
(
いた
)
相應
(
ふさは
)
眞實
(
まこと
)
眠
(
ね
)
破
(
わ
)
鍬
(
くは
)
開闢
(
かいびやく
)
厠
(
かはや
)
凄
(
すさま
)
字
(
あざな
)
携
(
たづさ
)
仰有
(
おつしや
)
尤
(
もつと
)
六
(
むつ
)
褒
(
ほ
)
辨
(
わきま
)
賄賂
(
わいろ
)
診
(
み
)
凭
(
もた
)
襖
(
ふすま
)
金色
(
こんじき
)
初
(
はじめ
)
行燈
(
あんどん
)
勝
(
まさ
)
罵
(
ののし
)
醒
(
さ
)
章魚
(
たこ
)
錢
(
ぜに
)
錢金
(
ぜにかね
)
内々
(
ないない
)
鎖
(
とざ
)
僻村
(
へきそん
)
間延
(
まの
)
雨脚
(
あまあし
)
零
(
こぼ
)
音
(
ね
)
頻
(
しき
)
他
(
ほか
)
二十
(
はたち
)
怪立
(
けた
)
據所
(
よんどころ
)
次手
(
ついで
)
擘
(
つんざ
)
沙魚
(
はぜ
)
涎液
(
よだれ
)
湛
(
たた
)
瀰漫
(
びまん
)
炬燵
(
こたつ
)
搗
(
つ
)
烟
(
けむり
)
提
(
さ
)
捏
(
こ
)
熟
(
う
)
扣
(
ひか
)
纜
(
ともづな
)
怨
(
うら
)
生洲
(
いけす
)
生活
(
くらし
)
差
(
さ
)
異
(
ちが
)
嵩張
(
かさば
)
屡々
(
しばしば
)
家
(
うち
)
咳拂
(
せきばら
)
神輿
(
みこし
)
呪
(
のろ
)
旨
(
うま
)
縮緬
(
ちりめん
)