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擘
ふりがな文庫
“擘”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つんざ
61.5%
さ
15.4%
つん
7.7%
はく
7.7%
ひきさき
7.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つんざ
(逆引き)
けれどもその声が止むか止まぬに、もうひとつ別の、松永博士の、鋭い
擘
(
つんざ
)
くような叫び声が、激しい跫音と共に、闇の中を転ろげるように戸口のほうへつッ走った。
三狂人
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
擘(つんざ)の例文をもっと
(8作品)
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さ
(逆引き)
人は上下に
擘
(
さ
)
かれ貧富に隔てられた。
呪
(
のろ
)
いを以て語られる資本制度は、その帰結であった。事実が示す如く、工藝美の
衰頽
(
すいたい
)
と資本制度の
勃興
(
ぼっこう
)
とは平行する。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
擘(さ)の例文をもっと
(2作品)
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つん
(逆引き)
一彎の長汀ただ寂寞として、碎くる浪の咆哮が、容赦もなく人の心を
擘
(
つん
)
ざく。黒一點の楠野君の姿さへ、見る程に見る程に遠ざかツて行く。肇さんの頭は低く垂れた。
漂泊
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
擘(つん)の例文をもっと
(1作品)
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はく
(逆引き)
『五雑俎』九に〈狡兎は鷹来り
撲
(
う
)
つに遇えばすなわち仰ぎ臥し足を以てその爪を
擘
(
はく
)
してこれを裂く、鷹すなわち死す云々、また鷹石に遇えばすなわち撲つあたわず
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
擘(はく)の例文をもっと
(1作品)
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ひきさき
(逆引き)
とても
死
(
しぬ
)
べき命也、
擘
(
ひきさき
)
て
殺
(
ころさ
)
ばころし給へ、もし
情
(
なさけ
)
あらば助たまへと
怖々
(
こは/\
)
熊を
撫
(
なで
)
ければ、熊は
起
(
おき
)
なほりたるやうにてありしが、しばしありてすゝみいで
我
(
わし
)
を
尻
(
しり
)
にておしやるゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
擘(ひきさき)の例文をもっと
(1作品)
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擘
漢検1級
部首:⼿
17画
“擘”を含む語句
巨擘
雷擘裂
“擘”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
アリギエリ・ダンテ
ロバート・ルイス・スティーブンソン
南方熊楠
大阪圭吉
高浜虚子
柳宗悦
正宗白鳥
正岡子規