“巨擘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょはく83.3%
こはく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヴントの如きはその巨擘きょはくである。意識はいかに単純であっても必ず構成的である。内容の対照というのは意識成立の一要件である。
善の研究 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
その初めは土津つちづ羽州うしゅう最上にあらせられし時幕領白岩の農民強訴ごうそに及びたる時、三十六人の巨擘きょはくを捕へて、糾弾もせず一時に磔刑に行はれ、それを
せいばい (新字新仮名) / 服部之総(著)
又その公衆に対する地位も、父蘭軒、兄榛軒の余沢を受けて、はなはだ優れてゐた。先生がお玉が池時代に有してゐた千戸の病家は、先生をして当時江戸流行医の巨擘こはくたらしむるに足るものであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)