“巨石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいし60.0%
おほいし20.0%
きよせき10.0%
きょせき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とその中を、すらりと抜けて、つまも包ましいが、ちらちらと小刻こきざみに、土手へ出て、巨石おおいし其方そなたの隅に、松の根に立った娘がある。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「見ろ、此太繩を切つて落せば、五人は道具部屋の中で巨石おほいしに打たれて鹽辛しほからになつて死ぬばかりだ」
また二十尺にじつしやく三十尺さんじつしやくたかいし兩側りようがはてゝ、そのうへよこ巨石きよせきせてあるものなどは、たゞ人力じんりよくだけでもつてなされるものではなく、種々しゆ/″\工夫くふうこらしたものでせう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
市松はガチャッ、ガチャッと歩くたびに陣太刀じんだち具足ぐそくをたたく音をさせながら、巨石きょせきでたたみあげた石段いしだんをおりてきて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)